2005年 08月 25日
アカンバチの襲撃 |
仕事場で家具を作っていると、強烈なハチミツのにおいがしました。何かあったか、と思いすぐ外においてあるニホンミツバチの巣箱を見ると、入り口にミツバチが群がり、巣の周りにも興奮した働きバチがぶんぶん飛び交っています。よく見ると入り口のミツバチの集団の中心にアカンバチが見えました。
アカンバチとはキイロスズメバチの地方名で、幼虫やサナギを狙ってミツバチの巣を度々攻撃します。ニホンミツバチはスズメバチに対する対抗策を持っています。数十匹が取り囲み、羽を動かすことで熱を発生させ、大きなスズメバチを熱殺するのです。知ってはいましたが、初めて目にする光景なので、こちらも興奮してしばらく見ていました。
写真にあるように周辺には襲われて脚を失った働きバチたちも数匹転がっていましたが、アカンバチはすでに死んでいました。どれくらいの時間でスズメバチが死ぬのか分りませんが、1時間ほどして巣の外にスズメバチの死体を放り出していました。
これがセイヨウミツバチにはない、ニホンミツバチの抵抗力です。一番大きなオオスズメバチに襲われると、セイヨウバチはなすすべもなく全ての幼虫を奪われるということです。
「さすがニホンバチ。集める蜜は少ないがなかなかやるじゃないか」。飼いやすいように作られた種ではなく、ワイルドな野生の生き物を飼っているという嬉しさを感じる瞬間でした。
後日、巣の入り口でじっとしているカマキリを見つけました。「何をしてるんやろう。まさかハチを狙ってるんとは違うやろな」と見ていたら、花粉を集めて帰ってきた働きバチをすばやく捕まえて食べ始めました。何匹も捕まって食べられています。
たまらずカマキリを水路に放り込みましたが、ミツバチたちは気にする様子もありませんでした。全体から見たら捕まる数は少ないのかも知れませんが、スズメバチを退治する連中にしては何かすごい物足りなさを感じ、高くしたばかりの評価を再び元に戻してしまいました。
アカンバチとはキイロスズメバチの地方名で、幼虫やサナギを狙ってミツバチの巣を度々攻撃します。ニホンミツバチはスズメバチに対する対抗策を持っています。数十匹が取り囲み、羽を動かすことで熱を発生させ、大きなスズメバチを熱殺するのです。知ってはいましたが、初めて目にする光景なので、こちらも興奮してしばらく見ていました。
写真にあるように周辺には襲われて脚を失った働きバチたちも数匹転がっていましたが、アカンバチはすでに死んでいました。どれくらいの時間でスズメバチが死ぬのか分りませんが、1時間ほどして巣の外にスズメバチの死体を放り出していました。
これがセイヨウミツバチにはない、ニホンミツバチの抵抗力です。一番大きなオオスズメバチに襲われると、セイヨウバチはなすすべもなく全ての幼虫を奪われるということです。
「さすがニホンバチ。集める蜜は少ないがなかなかやるじゃないか」。飼いやすいように作られた種ではなく、ワイルドな野生の生き物を飼っているという嬉しさを感じる瞬間でした。
後日、巣の入り口でじっとしているカマキリを見つけました。「何をしてるんやろう。まさかハチを狙ってるんとは違うやろな」と見ていたら、花粉を集めて帰ってきた働きバチをすばやく捕まえて食べ始めました。何匹も捕まって食べられています。
たまらずカマキリを水路に放り込みましたが、ミツバチたちは気にする様子もありませんでした。全体から見たら捕まる数は少ないのかも知れませんが、スズメバチを退治する連中にしては何かすごい物足りなさを感じ、高くしたばかりの評価を再び元に戻してしまいました。
by yoshidayanote
| 2005-08-25 00:00