2004年 02月 12日
マッチ箱とビロウドカミキリの幼虫 |
冬の仕事場で一番多く出会う昆虫がこれ。カミキリムシの幼虫。板にした材木を切断する時に樹皮のすぐ内側から出てきます。樹皮をつけたままにしてあったオニグルミには特に多く、一枚の板から20匹くらい出てくることもあります。
名前はビロウドカミキリ。幼虫、成虫とも3センチ弱の小さな昆虫ですが、大量に這い回られるとうねうねとした溝が縦横に走るため、かわいそうとは思いながらも見つけ次第寒空に放り出します。成長した幼虫は内部まで食べ進むことがあり、そうなれば材木の価値を大きく損なうことになります。
カミキリムシは動物の中で最も種類の多い甲虫(こうちゅう)の仲間でクワガタ、テントウムシなどが親戚です。生息地域、食べる植物などで細かく分類されており、日本だけでも数百種がいると思います。
仕事場には国産のサクラ、ケンポナシ、アメリカ産のクルミやサクラなどの材木がありますが、どうせビロウドカミキリは日本のクルミしか食害しないだろう、と高をくくっていたらいつの間にかほかの材にも進入していたことが分り、大急ぎで樹皮を剥ぎ取ることにしました。樹皮に産卵するためです。
材料置き場の床に使っているコンパネ(ベニヤ板)にも進入していたことがあり、生命力の強さに驚かされました。
ちなみにこの長谷村周辺では昆虫食の文化がいまだ残っており、カミキリの幼虫を食べた、という人も何人かいたのでストーブで炒って食べてみました。皮はこりっと硬く、中はとろーっとしてバターのような甘みがあってなかなかおいしかったです。1匹食べたら「もおええわ」という感じでしたが。
名前はビロウドカミキリ。幼虫、成虫とも3センチ弱の小さな昆虫ですが、大量に這い回られるとうねうねとした溝が縦横に走るため、かわいそうとは思いながらも見つけ次第寒空に放り出します。成長した幼虫は内部まで食べ進むことがあり、そうなれば材木の価値を大きく損なうことになります。
カミキリムシは動物の中で最も種類の多い甲虫(こうちゅう)の仲間でクワガタ、テントウムシなどが親戚です。生息地域、食べる植物などで細かく分類されており、日本だけでも数百種がいると思います。
仕事場には国産のサクラ、ケンポナシ、アメリカ産のクルミやサクラなどの材木がありますが、どうせビロウドカミキリは日本のクルミしか食害しないだろう、と高をくくっていたらいつの間にかほかの材にも進入していたことが分り、大急ぎで樹皮を剥ぎ取ることにしました。樹皮に産卵するためです。
材料置き場の床に使っているコンパネ(ベニヤ板)にも進入していたことがあり、生命力の強さに驚かされました。
ちなみにこの長谷村周辺では昆虫食の文化がいまだ残っており、カミキリの幼虫を食べた、という人も何人かいたのでストーブで炒って食べてみました。皮はこりっと硬く、中はとろーっとしてバターのような甘みがあってなかなかおいしかったです。1匹食べたら「もおええわ」という感じでしたが。
by yoshidayanote
| 2004-02-12 00:00